技術者であれば、自分の技術を生かして技術ブログで発信し、あわよくば収益化したいと思う方もいると思います。
ただ、いきなり結論になりますが、技術ブログは一般的な収益化の方法ではあまり稼げません。
このメディアは、個人ブログから始まり、紆余曲折あり何度かリニューアルして、今に至ります。コーディングに関する技術的な記事を上げているので、技術メディア(ブログ)に属します。
※ 一般的な収益化の方法ではあまり稼げませんが、工夫次第で稼げる可能性はあります。稼ぐ以外のメリットも紹介します。
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この記事の目次
技術ブログとは?
技術ブログとは、技術的な内容を発信しているブログのことです。これといった決まった定義はありません。
Flexboxの使い方をどこよりも詳しく解説!図解やサンプルもあり!例えば、↑このような技術的な解説をしているブログになります。コードの解説だけでなく、学習方法や書籍の紹介記事なんかも技術ブログのジャンルに含めて良いのではないでしょうか。
有名企業だと、メルカリの技術ブログやクックパッドの技術ブログがあります。web制作業界では、サルワカも技術的な記事を投稿している有名なメディアです。
技術ブログはなぜ稼げない?
冒頭にも書きましたが、技術ブログは一般的な収益化の方法ではあまり稼げません。
なぜ稼げないのか理由を紹介します。
そもそも一般的な収益化の方法とは?
ブログの収益化方法は、たくさんありますが、代表的なものは3つです。
- ASPを使ったアフィリエイト
- AdSenseを使ったアフィリエイト
- Amazonや楽天を使った物販アフィリエイト
技術ブログでは、AdSenseアフィリエイトと物販アフィリエイトで収益化している方が多いです。
AdSenseアフィリエイトと物販アフィリエイトは技術ブログに限らず、大量のアクセスがないと稼げません。
ASPとはアフィリエイト・サービス・プロバイダの略で、広告主とメディア(アフィリエイター)を繋ぐ役割を担っています。
メディア側は、A8.net(業界最大手)のようなASPに登録することで、広告主と提携して成果報酬型の広告を自分のメディアに載せることが出来ます。
AdSenseアフィリエイトとは、Google AdSenseを使ったクリック報酬型のアフィリエイトです。
表示される広告はユーザーに自動で最適化されるので、広告を載せるメディア側はとても楽です。
物販アフィリエイトとは、Amazonや楽天にある商品を紹介して、売れた場合に報酬が得られる成果報酬型のアフィリエイトです。
例えばAmazonでは、商品によって報酬が0.5%~10%と決められています。
技術ブログは特に稼げない
技術ブログの場合、特に稼げない理由が下の2つです。
- 読者のリテラシーが高くAdSense広告をクリックしない
- 技術的な問題を抱えて記事に訪れて、解決したら離脱する
読者のリテラシーが高いため、他のジャンルよりもAdSenseのクリック率はかなり下がります。
この記事を読んでいる方は技術者が多いと思います。ご自身の行動を思い返してみてほしいです。
- 普段広告をクリックしますか?
- 技術的な疑問点があって検索した際は、その目的が達成できたらすぐにその記事を閉じませんか?
稼げる金額の目安
- ブログ内の各ページ何箇所も広告を入れる
- 1万PV/月くらい
- 収益化はAdSenseと物販アフィリエイト
目安ですが、上の条件で5000円/月も稼げないと思います。
技術ブログは仕事中に見られる
このメディアのアナリティクスのデータです。平日のアクセスが多く、土日と祝日は平日の半分くらいになります。
デザインやプログラミングの技術記事がメインの場合、仕事中にわからない問題を解決するために見られるため、このようなデータになっています。
仕事中であれば、広告をクリックする可能性はさらに低くなります。
【駆け出しの方へ】独学に限界を感じてませんか?
プログラミングやデザインは独学可能ですが、ほとんんどの方が苦戦します。
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技術ブログで収益化する方法6選
ここまで技術ブログが稼げない理由について書いてきましたが、一般的な収益化の方法以外にも、技術ブログならではの稼ぐ方法もあります。
ここで紹介する全てが、実際に自分がやってみて上手くいった方法というわけではありません。他の方で上手くいっていると思われる方法も含め、6つ紹介します。
ちなみに、収益化の方法によっては、『Qiita / Zenn / note』などの既存のプラットフォームでは出来ないものもあります。収益化をするなら、WordPressなどを使って独自ドメインで運用した方が絶対に良いです。
技術ブログをWordPressで始める8つのメリットWordPressがおすすめな理由に関しては、上の記事で紹介しています。
AdSenseアフィリエイト
AdSenseアフィリエイトは、技術ブログでは1番無難な収益化方法です。
サイトにタグを入れるだけで、あとはGoogleがユーザーに最適化された広告を配信してくれます。
ただし、前述した通り、読者のリテラシーが高い場合、クリック率は下がります。AdSenseは、クリック報酬型なのでクリックされなければお金になりません。
あまり現実的ではありませんが、サルワカのように大量のアクセスがある場合、月間数十万円くらい稼げるはずです。
物販アフィリエイト
物販アフィリエイトは、『Amazon / 楽天 / Yahoo!ショッピング』の商品を紹介するのが王道です。
技術ブログの場合、おすすめの技術書を紹介したり、使ってよかったガジェットを紹介しても良いと思います。
購入額の数%しか入らないので、物販アフィリエイトもアクセスが多くないと大きく稼ぐことは難しいです。
👆ちなみにDaiGoさんのAmazonアフィリエイトでの収入は月に2000万円程度らしいです。(凄い...)
Amazonは書籍の場合、購入金額の3%が報酬として払われます。技術書と仮定すると3000円 × 3% = 90円くらいが1冊売れたときに入る金額です。
各商品の紹介料率は、こちらから確認できます。
物販アフィリエイトは、もしもアフィリエイトに登録して始めるのがおすすめです。
- もしもアフィリエイトに登録
- ログインして『Amazon.co.jp』で検索
- 『提携申請する』ボタンから申請する
たったこれだけです。
Amazonの公式サイトから審査を通すよりも、もしもアフィリエイト経由の方が審査が通りやすいとも言われています。
👆 管理画面から簡単にリンクが作成できる機能もあります。
広告主の初期費用が無料だから案件数が多い✌️
もしもアフィリエイトの申し込み
ASP
稼いでいるアフィリエイターの多くが、ASP経由の収入です。自分が詳しい分野や技術ブログと相性の良い案件を選ぶと、稼ぎやすいです。
ただし、ASPで稼ぐ場合、技術的な解説記事などでは厳しいです。紹介する商品を売るための記事を書く必要があります。
IT転職のアフィリエイトをやる場合は、転職をしたいと思い思ってる人や転職をする可能性がある人が検索しそうなワードで記事を書いて、その記事の中で自分が良いと思った案件を紹介します。
『未経験からエンジニアに転職するためにすべきこと5選』のような記事を書きます。(※ 例えなので、この記事で上位表示できるかは調べていません。)
まずは業界最大手のA8.netと、広告主の初期費用が無料のもしもアフィリエイトに登録して、どんな案件があるのか除いてみると良いです。
※ どちらもメディア側は登録も利用も無料です。
アフィリエイターはみんな登録している業界最大手のASP👍
A8.netの申し込み
技術ブログと相性が良さそうな案件
- サーバー
- プログラミングスクール
- IT転職
- インターネット回線
- 在宅ワーク(クラウドソーシング)
ただし、↑これらのジャンルは報酬単価が高いため、競合が多く、稼ぐハードルはかなり高いです。
メンターや講師業で稼ぐ
技術ブログで集客→メンターや講師業で稼ぐことも可能です。
個人で直接請け負っても良いですが、お金のやり取りなど面倒な方はMENTAを使うと良いです。平日は仕事で返信が遅くなることを明記してやっている方もいるので、副業としても現実的な稼ぎ方です。
自分で集客して自分の商品を売ることになるので、売りやすい形だと思います。
技術ブログをやっていると、MENTAのサイト上で見つけもらった方に対しての信用担保にもなります。
MENTAの口コミ・評判!使い方から解約方法まで紹介!【クーポンあり】使う側目線での記事ですが、MENTAについては、上記の記事も参考にしてみてください。
初心者に対する技術相談や転職相談で稼げます👍
MENTAに登録する教材を作って売る
学習教材を作って売ることも可能です。デザインやプログラミングであれば、『Udemy / Zenn / note』 あたりを使うと良いです。
Udemyと相性が良い教材
- プログラミング教材(web制作も含む)
- 初心者の基礎学習にフォーカスした教材
教材は動画で作る必要があります。以前アンケートを取った結果、テキストより動画で学びたい人の方が多いので、本気でやる場合はUdemyはありだと思います。
React入門!初めてのモダンフロントエンド開発
Zennと相性が良い教材
- プログラミング教材(web制作は含まない)
- 無料の教材が多いので有料で売るのは少し大変かも?
- 基礎学習にフォーカスするより〇〇を作ってみる的な教材の方が良いかも?
Udemyよりは手軽な感じです。無料の教材が多い点は、集客をZennに依存しなければ(= 自分の技術ブログで集客すれば)、あまり関係ありません。
Next.js + FirebaseでYouTubeのクローン作成
noteと相性が良い教材
- web制作やデザインの教材
- 解説にコードが少なめの教材
- お堅い感じではなく個人感を出した教材
特に読み物的な教材であれば、noteは手軽で登録者も多いので良いです。コードの解説が必要な教材よりも、読み物的な教材の方が作る工数が少なくなります。
僕が実践しているLP制作メソッド!100個のチェックリストとその解説
僕たちは、模写修行で教材を販売しています。
模写修行はサイトごと全部作りましたが、特別な理由がない限り既存のプラットフォームを使った方が良いです。
1から作るメリットは、下記くらいしかありません。
- 決済手数料が安い
- 制作の自由度が高く分析も細かく出来る
- サイト自体が実績になる
教材を作るのはかなり大変なので、集客力がついてから検討するのがおすすめです。人を集められなければ、無名では全く売れません。
自分の経験や情報を売る
『経験や情報を売る』と聞くと怪しく聞こえますが、価値あるものを適正価格で売れば問題ないと思います。
真っ当なビジネスをしている方も、ウェビナーの録画をnoteで売ったりしています。
自分にとっては当たり前な経験や情報も、ある人にとってはとても貴重かもしれません。誰かのためになる経験や情報がないか、考えてみると良いです。
ユーザーが多いnoteで売るのがおすすめです。
技術ブログは稼ごうと思って運用しないと稼げない
自分がインプットしたことを備忘録的にアウトプットするだけでは、AdSenseでの収入以外はあまり見込めません。
1万円/月くらい稼げれば良いのであれば、自由に書いても良いです。それ以上稼ごうと思った場合、稼ごうと思って運用した方が良いです。
読まれる技術ブログの書き方!技術メディア運営者が解説!見てもらえる記事にするための書き方は、上の記事で紹介してます。
儲からなくても良い!技術ブログの"稼ぐ"以外のメリット
ここまで技術ブログから直接収益を上げる方法を紹介してきましたが、技術ブログは直接稼げなくても、メリットがあります。
ここでは、"稼ぐ"以外のメリットを3つ紹介します。
仕事に繋がる
このメディアでは仕事の募集をしていないので、僕は経験ありませんが、ブログ経由で仕事を取ることもやり方次第で可能だと思います。
MENTAを作った入江さんは、フリーランス時代にブログ経由で仕事を取っていたと、YouTubeで言っています。
仕事を取る目的だけであれば、今はブログよりエージェントを使ったり、SNSを使った方が効率が良いかもしれませんが、仕事に繋がる可能性はあります。
転職の際にプラス
転職や下請けで仕事を受ける際は、技術ブログが信用担保になります。
僕も外注した経験が何度かありますが、ポートフォリオサイトやSNSは見ます。特にブログやTwitterは、その人の人柄も見えるので、チェックする方は多いと思います。
技術がつく
技術系の解説記事を作る際は、仕様書や公式サイトを見て確認することや、自分で色々と検証することもあります。
改めて調べてみると、今まであやふやだった箇所が見つかったり、新たな発見もあるので、自分の技術力アップにも貢献しています。
- 技術力
- 文章力
- メディア運営のノウハウ(SEOなど)
このメディアを運営しているおかげで、これらが身についたと感じています。
技術ブログを継続するコツ
継続する1番のコツは、見てもらうことです。
一生懸命書いた記事が誰にも見られないと、心が折れます。逆に1円も稼げなくても、反応がもらえると嬉しいものです。
ブログを立ち上げた初期は検索流入がほとんどないので、SNSも一緒に運用することがおすすめです。デザイナーやエンジニアであれば、Twitterが良いです。
技術ブログに加えて、SNSも1から始める場合、SNSでも見てもらえなくてさらに心折れることになりますが、そこは頑張るしかないですね。
ブログはどこでも書けるので、普段ずっとオフィスで仕事の方は、気分転換に自宅以外で書くのもおすすめです。
【まとめ】この記事の重要ポイント
技術ブログの一般的な収益化方法は、AdSenseアフィリエイトと物販アフィリエイト。ただ、それだけだと稼ぎにくいので、下の6つの収益化方法を組み合わせるのがおすすめ。
- AdSenseアフィリエイト
- 物販アフィリエイト
- ASP
- メンターや講師業で稼ぐ
- 教材を作って売る
- 自分の経験や情報を売る
まだ収益化していない方は、まずはAdSenseアフィリエイト / A8.net / もしもアフィリエイトに登録してみましょう。物販アフィリエイトはもしもアフィリエイト経由でやるのがおすすめ。
儲からなくても副業 / 転職 / スキル面で技術ブログはメリットが大きいです。
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- 何をどこまで勉強すれば良いかわからない...
- 自分の書き方が正しいかわからない...
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メンターを務めるのは、今も現役でコードを書いているエンジニアのみです。駆け出しの方やメンターだけをやっている方はいません。
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このメディア以外にも、メディア運営やコンサルをしているので、その経験をもとに技術ブログの収益化に関して紹介します。