Flutterは現在人気が高まっている、スマホアプリ開発向けの技術です。
2018年に正式に発表された比較的新しい技術であるため、Flutterを教えているプログラミングスクールはかなり少ないです。
この記事ではこの業界に詳しい筆者が50以上のスクールをリサーチして、Flutterが学べるプログラミングスクールをピックアップしたものを紹介します。
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この記事の目次
Flutterとは?
Flutterは2018年にGoogleが発表した、スマホアプリ開発に特化したフレームワークです。Dartというプログラミング言語を使って開発します。
フレームワークとは、開発における便利キットのようなものだと思えばOKです。よく使う機能等をあらかじめ用意してくれているので、その組み合わせで効率的に開発が行えます。
通常iOSアプリとAndroidアプリは、それぞれ下記のプログラミング言語を使い、別々に開発します。
- iOSはSwift
- AndroidはKotlin
Flutterを使うと、iOSアプリとAndroidアプリを同時に1つのプログラミング言語(Dart)で作ることができます。このように異なるプラットフォーム上で、同じ仕様で動くプログラムをクロスプラットフォームと呼びます。
Flutterの他にもスマホアプリ開発で有名なクロスプラットフォームは、Meta社(元Facebook社)が提供しているReact Nativeがあります。
Flutterは今熱い?
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- Googleが力を入れている
- エンジニアが好んで使っている
- 個人開発でも使ってる人が多い
- 1番のメリットは開発効率
- 万能ではないのでできないこともあるが、ほとんどのことはできる
- まだFlutterエンジニアは少ない(よって単価が跳ね上がっている)
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- 学習コストはあまり高くない
- 今後も人気が出ていく
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Flutterが学べるプログラミングスクール4選
紹介するプログラミングスクールは下記の4つです。
- 侍エンジニア
- CODEGYM Monthly
- Tech Teacher(テックティーチャー)
- テックジム
50社以上調べましたが、Flutterを教えているスクールは、この4つしかありませんでした。それぞれ料金や特徴などを紹介します。
※ プログラミングスクールとしましたが、実際は侍エンジニア以外はメンターのようなサービスです。
検討している方は無料体験レッスンやガイダンスを受けて、納得いくところに通うと良いです!👍
侍エンジニア
侍エンジニアは、大手プログラミングスクールの1つです。
コースは下記の6つがあります。
コース | どんな人向け? |
---|---|
転職保証コース | サーバーサイドエンジニアとして転職したい方 |
プログラミング 教養コース | 教養としてプログラミングを勉強したい方 |
Webデザイン 教養コース | 教養としてWebデザインを勉強したい方 |
フリーランスコース | フリーランスになりたい方、案件を取りたい方 |
エキスパートコース | オーダーメイドカリキュラムでオリジナルサービスが作りたい方、マンツーマンで指導してほしい方 |
AIコース | オーダーメイドカリキュラムでオリジナルサービスが作りたい方、マンツーマンで指導してほしい方(AIに特化) |
この中でFlutter対応しているのは、後半の2つ(『エキスパートコース』と『AIコース』)のみです。この記事ではその2つについて紹介します。
基本情報
運営会社 | 株式会社SAMURAI |
---|---|
Flutter対応のコース | - エキスパートコース - AIコース |
受講期間 | 12~48週間 |
受講形態 | - オンライン - マンツーマン |
金額 | 約57~160万円 |
無料カウンセリング | 可能(こちらから) |
侍エンジニアの特徴
- オーダーメイドカリキュラム
- マンツーマン指導
- オリジナルサービスが作れる
この3点が侍エンジニアの大きな特徴です。他のスクールは、決められたカリキュラム&自習ベースでわからない点のみ質問できる形式が多いです。
その分、かなり高額な点がデメリットです。スクール業界の中では1,2を争うくらい高額です。軽い気持ちで通えるスクールではありません。
- 本気で学習したい
- 独学で挫折した
- お金がかかっても良いから徹底的にサポートしてほしい
こんな方は検討すると良いと思います。
高額な買い物になるので、まずは無料カウンセリングで根掘り葉掘り知りたいことを聞いてから判断するのがおすすめです。
CODEGYM Monthly
CODEGYM Monthlyは、サブスクのプログラミングスクールです。
料金はコーチング・技術相談の回数によって変わります。
プラン | 料金 | コーチング・技術相談 |
---|---|---|
ライトプラン | 24,970円/月 | 25分×月2回 |
スタンダードプラン | 38,280円/月 | 25分×月4回 |
ビジネスプラン | 65,780円/月 | 50分×月4回 |
下記の4点に関しては、全てのプランで共通です。
- コーチ決定のための初回カウンセリング
- 会員限定コンテンツの閲覧
- チャットサポート(質問し放題)
- 会員限定Slackへ参加
基本情報
運営会社 | 株式会社CODEGYM |
---|---|
Flutter対応 | あり |
受講期間 | 1ヶ月~(サブスク) |
受講形態 | オンライン |
金額 | 24,970~65,780円/月 |
無料相談 | 可能(こちらから) |
CODEGYM Monthlyの特徴
- サブスク
- オーダーメイドカリキュラム
- マンツーマンレッスン
- コーチングによる挫折防止
スクールというより、メンターのようなサービスです。
チャットサポートで無制限に質問ができるのは、初学者にとって重要です。30分自分で考えて解決しないことは質問して、次に進むのが効率的です。
Tech Teacher(テックティーチャー)
Tech Teacherは2019年10月にできた、比較的新しいサービスです。スクールではなく家庭教師と謳っています。
料金体系が特殊で、スクール業界の中では、リーズナブルな部類に入ります。
体験授業料 | 0円 |
---|---|
入会金 | 22,000円 |
授業料 | 3,960円/30分 |
教師交通費 | 実費(オンラインの場合0円) |
チャットサポート(任意オプション) | 54,780円/月 |
最初に入会金がかかり、それ以降は自分が授業を依頼した時のみ3,960円/30分がかかるシステムです。
チャットでいつでも質問できる『チャットサポート』は、任意オプションで54,780円/月になります。チャットサポートも含めると一般的なスクールと同じくらいの価格になります。
交通費は実費になりますが、対面レッスン可能な点も他のスクールにない特徴です。ただし、自分の住んでいる地域にFlutterができる講師がいる可能性は、かなり低いんじゃないかと思います。
基本情報
運営会社 | 株式会社トモノカイ |
---|---|
Flutter対応 | あり |
受講期間 | 受けたい時に授業を受ける形式 |
受講形態 | - オンライン - 対面(カフェや自宅でも可) |
金額 | 入会金22,000円+3,960円/30分 |
無料体験レッスン | 可能(こちらから) |
Tech Teacherの特徴
- 自分が頼みたい時のみ頼んで料金が発生する
- オーダーメイドカリキュラム
- マンツーマンレッスン
自分が授業をして欲しい時だけ依頼して料金が発生するシステムは、無駄な出費なく学習できるので良いでしょう。
逆に月に何回も依頼するのであれば、質問し放題のサブスクのサービスを利用した方がコスパが良いです。
- 独学は自信がない・不安だからサポートして欲しい
- だけどお金はかけたくない
そんな方向けです。
テックジム
テックジムは、サブスクのスクールです。2021年8月にスマホアプリ開発コースができました。
スマホアプリ開発コースでは、Flutterだけでなく、Swift / Kotlin / Unity / React Nativeにも対応しています。
基本情報
運営会社 | テックジム株式会社 |
---|---|
Flutter対応 | あり |
受講期間 | 1ヶ月~(サブスク) |
受講形態 | - オンライン |
金額 | 入会金33,000円+22,000円/月 |
無料体験レッスン | 可能(こちらから) |
テックジムの特徴
- サブスク
- Flutterだけでなくスマホアプリ開発で使われる他の言語も学べる
創業者が受託開発会社で、素人インターンを3ヶ月で即戦力化するために開発されたものだそうです。
作りながら学ぶことに重きを置いているように感じました
4つのプログラミングスクールを比較
『結局、自分にはどこが合っている?』と迷う方もいると思うので、条件分けしておすすめを紹介します。
まずは金額とサポートの手厚さで、絞ると良いです。
転職サポート等も含めて、がっつりサポートして欲しい場合、侍エンジニアが適しています。
侍エンジニア以外の3つのスクールに関しては、下記のように条件で分けれます。
プログラミングに初めて触れる方は、質問し放題があった方が良いと思います。また、スマホアプリはwebと勝手が違う部分もあるので、少し経験がある方でも質問し放題があると安心です。
CODEGYM Monthlyとテックジムでは下記の点で違いがあります。
正直どちらもほぼ同じに見えるので、最終判断は、実際に無料体験や無料相談を受けてみて、しっくりきた方を選ぶのが良いです。
3ヶ月使用した時にそれぞれいくらになるか、比較します。
CODEGYM Monthly | テックジム | |
---|---|---|
入会金 | 0 | 33,000 |
月額 | 24,970円 | 22,000円 |
合計 | 74,910円 | 99,000円 |
約2.5万円ほどCODEGYM Monthlyの方が安くなります。
Flutterを学ぶメリット・デメリット
- 効率的に開発できる
- 今伸びていて今後も需要がありそう
- 大企業での開発には向いていないかも
- 求人数やフリーランスになった際の案件数はSwift / Kotlinに比べると少ない
僕が考える、Flutterを学ぶメリット・デメリットです。
1つずつ紹介します。
Flutterを学ぶメリット
効率的に開発できる
企業や個人がFlutterを採用する1番のメリットは開発効率です。
元来のiOSとAndroidを別々に開発する方法は、開発にも運用にもコストがかかります。それが1つの言語で開発可能になるのは、とても大きなメリットです。
個人開発でスマホアプリを作りたい方は、SwiftとKotlinの2つの言語を覚える必要なく、Flutter(言語はDart)を勉強すれば、iOSとAndroidアプリ同時にリリースすることができます。
ここでは詳しく説明しませんが、ホットリロードという機能も開発を効率化した大きな要因です。
今伸びていて今後も需要がありそう
後述しますが、データを見てもFlutterは伸びていることがわかります。
- 現在伸びている
- でもできる人が少ない
こんな現状なので、今後も需要に対して供給が追いつかない状態になる可能性があります。エンジニアとしては好条件で仕事ができることも期待できます。
ここから落ちることより、伸び続ける可能性の方が高いでしょう。Flutterに張るの個人的に大賛成です!
Flutterを学ぶデメリット
大企業での開発には向いていないかも
大企業でも使われ始めていますが、新しめな技術なので、スタートアップで採用されることが多いです。
スタートアップにとっては、コストを抑えてスピーディーに開発できるので、選択されやすい技術になります。
既に大規模なサービスを運営している企業が、わざわざFlutterでリプレイスすることは考えにくいです。
今後も直近数年は大企業よりスタートアップ向きの技術になりそうです。ただし、BMWなど大企業も取り入れ始めています。
求人数やフリーランスになった際の案件数はSwift / Kotlinに比べると少ない
👇 転職サイトのレバテックキャリアで求人数を調べてみました。
技術 | 求人数 |
---|---|
Flutter | 253件 |
Swift | 1478件 |
Kotlin | 1364件 |
👇 スタートアップが多めのWantedlyは下記のようになりました。
技術 | 求人数 |
---|---|
Flutter | 2270件 |
Swift | 5630件 |
Kotlin | 3897件 |
👇 フリーランスエンジニア専用のIT求人・案件検索サイトのフリーランススタートでの案件数は下記です。
技術 | 求人数 |
---|---|
Flutter | 552件 |
Swift | 3525件 |
Kotlin | 764件 |
求人数・フリーランスの案件数、ともにSwift / Kotlinと比べると少ないのが現状です。ただし、できる人も少ないので競争率という観点では、大きな問題ではないと個人的には思います。
現在も今後も求人数・フリーランスの案件数ともに多いSwift / Kotlinはあんぱいな選択肢ではあります。
数年前だと、『Flutterくるのか?こないのか?』でエンジニア内でも意見が分かれましたが、最近はFlutterを学ぶことのデメリットを主張する方は少なくなってきた印象があります。
FlutterとReact Nativeの比較
よくFlutterと比較されるReact Nativeについて紹介します。
下記のような違いがあります。
Flutter | React Native | |
---|---|---|
開発元 | Meta(元Facebook) | |
言語 | Dart | JavaScript |
対応OS | - iOS / Android - web - デスクトップアプリ | - iOS / Android |
Flutterはスマホアプリに限らず、webやデスクトップアプリも作ることができます。ただし、実務で使用するケースはまだかなり少ないです。
下記の理由で、みなさん様子見といった感じです。
- スマホアプリ以外はまだ課題がある
- 正式に対応されたのが最近
今後Flutterでスマホアプリ、web、デスクトップアプリ、全てが作れるようになったら、かなり熱いですね!
データも紹介します。
👇 GoogleトレンドでFlutterとReact Nativeを比較したデータ
👇 GitHubのスター数でFlutterとReact Nativeを比較したデータ
※ GitHubのスターは各技術に対する、イイね数のようなものだと思ってください。
勢いで言えば完全にFlutterの勝ちではないでしょうか。
React Nativeはフロントエンドエンジニアが扱うJavaScript / Reactで開発するので、フロントエンドエンジニアの方にとっては、React Nativeの方が扱いやすいかもしれません。
まとめ
4つのプログラミングスクールを紹介しました。
スクールを検討している方は、参考にしてみてください。
個人的には、CODEGYM Monthlyがおすすめです。お金がかかっても良いから、徹底的にサポートして欲しい方は侍エンジニアでも良いのかなと思います。
独学に限界を感じていませんか?
模写修行やこのメディアを作ったメンバー中心に、メンタリングサービスHello Mentorを運営しています。
👇 こんな方のためのサービスです。
- 独学に限界を感じている...
- 基礎学習後に何をしたら良いかわからない...
- 自分のコードやデザインが正しいかわからない...
- 転職や副業・フリーランスのアドバイスが欲しい...
メンターを務めるのは、今も現役でコードを書いているエンジニア・デザイナーのみです。駆け出しの方やメンターだけをやっている方はいません。
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